- 工事開始
- 建築士は設計以外に監理という業務があります。
監理とは設計図通りに工事されているかどうかをチェックする事です。
定期的に現場で確認したり、工事写真や使用材料の資料を提出させたりします。
不適切な事項があれば改善命令を出すこともあります。
ただしリノベーションは設計図通りにできない事や考慮しなければならない事が多々あります。
例えば
・解体後に配管類の劣化が激しく
取り換えた方が将来において安心
・分譲マンションの場合新しい機
能の設備機器を計画したが配管
が不可能
・戸建て住宅の場合解体後、木の
腐りや白蟻が確認された等さま
ざまな悪条件が生じる可能性が
あります。
これらはある程度想定できるので、見積りの際、別途で見積りを取っておくことで対処可能です。
リノベーションは「設計者」「施工業者」はもちろんながら「建築主様」も加わっていただく「三者の共同作業」
である事を理解していただき、よりよい住居にしていく工事であることをご理解下さい - 引き渡し・引越
- 工事の進捗はリノベーションの場合遅れる事が多々あります。
これはどの工事業者でもありうることです。
工事中の計画通りにいかないイレギュラーによるものや、コロナの影響や半導体不足により
予定通りの納入が難しい、等の影響を受ける可能性もあります。
完成まで十分に工期の打合せをすることにより仮住まいしているアパートやトランクルーム
の契約を調整する事をお勧めします。
また、引越し業者の手配上、3月は転勤や進学による引越が多くなる時期は避けた方よいでしょう。